貨幣の持つ価値の確立 3.~ 内生説による価値の確立(概念) ~
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ちょっと間が空いてしまい失礼しました。
文章を書く、という行為はモチベーションが大切になるのですが、
私は執筆モチベを保つのが結構苦手です。
今後も、このようなスローペースでの不定期更新になるかと思いますが、
お見捨てなきよう、よろしくお願いいたします。
今回は「内生説」についてですが、実は2回に分けて説明しようと思っています。
少し長くなりますが、しかし、落ち着いて読めば決して難しい内容ではありません。
文章を書く、という行為はモチベーションが大切になるのですが、
私は執筆モチベを保つのが結構苦手です。
今後も、このようなスローペースでの不定期更新になるかと思いますが、
お見捨てなきよう、よろしくお願いいたします。
今回は「内生説」についてですが、実は2回に分けて説明しようと思っています。
少し長くなりますが、しかし、落ち着いて読めば決して難しい内容ではありません。
ゆっくりと紐解いてゆきましょう。
先ずは前回同様、内生説に関しても一般的な経済学上での説明である1番底を取り上げてみます。
銀行が借金を申し込んだ人物に貸出を行った結果、貨幣が発行される。
これを「信用創造」と言う。
そして借金で生じた貨幣を返済すると、貨幣は消滅する。
・・・正直、前回同様この1番底では理解できるはずがないです。
内生説の現象の一部である「信用創造」をちょっと語っただけで、内生説という言葉の「貨幣の価値が内に生じる」ことについては完全に説明を放棄しています。
先ずは前回同様、内生説に関しても一般的な経済学上での説明である1番底を取り上げてみます。
銀行が借金を申し込んだ人物に貸出を行った結果、貨幣が発行される。
これを「信用創造」と言う。
そして借金で生じた貨幣を返済すると、貨幣は消滅する。
・・・正直、前回同様この1番底では理解できるはずがないです。
内生説の現象の一部である「信用創造」をちょっと語っただけで、内生説という言葉の「貨幣の価値が内に生じる」ことについては完全に説明を放棄しています。
信用創造は内生説にとって重要なものですが、内生説そのものではありません。
(信用創造は後々語りますね。)
では1番底では説明されていなかった部分、「貨幣の価値が内に生じる」というところの、どこが「内に生じる」なのかについて、2番底として私なりの説明をさせていただきます。
政府が国民に納税義務を課すことで、「貨幣に価値がある」という共通認識を国民に持たせる。
これが2番底の、私流の説明となります。
分かるでしょうか?
前回の外生説、商品貨幣論での「価値の付与の仕方」とは、明らかに違いますよね。
ここでは価値を付与するのは「政府の税金を集める行為=徴税」である、と言っているわけです。
これを「租税貨幣論」と言います。
そして、徴税をすることで「貨幣そのものに価値を生じさせる」ことを内生説、内生的貨幣供給論、と言います。
さて、ですが、多くの人は以上の説明を読んでも
「本当にその方法で貨幣の内部に価値が付与されるのか?」
と、疑問に思うと思われます。
外生説、商品貨幣論はシンプルで理解しやすいですよね。
それに商品貨幣論に基づいた行為、つまり商品と貨幣の交換は、私たちが商品を売買する行為として日常に定着してるので、具体例を出すまでもなく断然そちらの方が「リアリティ」があります。
それに「実物」という現物があるので、価値は疑いようがありません。
一方、内生説、租税貨幣論は日常では具体例が思いつかないので、まるで「空想」のように聞こえると思います。
実際、「徴税」による「価値あるもの」という「概念」が中心の理論なので、「そんなあやふやなものは価値にはならない」と思うかもしれません。
ですが、私は外生説は間違っていて、この内生説、租税貨幣論こそが正しい、と確信しています。
そこで次回は内生説、租税貨幣論が正しいことを証明するために、
「ウォーレン・モズラーの名刺」
というある有名な具体例を出して皆さんにリアリティを持ってご説明したいと思います。
(因みに「租税貨幣論」の中には更に「信用貨幣論」という論が含まれているのですが、それはおいおい説明します。)
(信用創造は後々語りますね。)
では1番底では説明されていなかった部分、「貨幣の価値が内に生じる」というところの、どこが「内に生じる」なのかについて、2番底として私なりの説明をさせていただきます。
政府が国民に納税義務を課すことで、「貨幣に価値がある」という共通認識を国民に持たせる。
これが2番底の、私流の説明となります。
分かるでしょうか?
前回の外生説、商品貨幣論での「価値の付与の仕方」とは、明らかに違いますよね。
ここでは価値を付与するのは「政府の税金を集める行為=徴税」である、と言っているわけです。
これを「租税貨幣論」と言います。
そして、徴税をすることで「貨幣そのものに価値を生じさせる」ことを内生説、内生的貨幣供給論、と言います。
政府の「国民の持つお金(貨幣)が欲しい!」という欲求が
「徴税」として実現した時、
「徴税」として実現した時、
↓
国民は「政府が欲しがる貴重な価値のある物=それが貨幣なんだな」
と認識することで、
と認識することで、
↓
貨幣そのものに価値が付与されるのです。
さて、ですが、多くの人は以上の説明を読んでも
「本当にその方法で貨幣の内部に価値が付与されるのか?」
と、疑問に思うと思われます。
外生説、商品貨幣論はシンプルで理解しやすいですよね。
それに商品貨幣論に基づいた行為、つまり商品と貨幣の交換は、私たちが商品を売買する行為として日常に定着してるので、具体例を出すまでもなく断然そちらの方が「リアリティ」があります。
それに「実物」という現物があるので、価値は疑いようがありません。
一方、内生説、租税貨幣論は日常では具体例が思いつかないので、まるで「空想」のように聞こえると思います。
実際、「徴税」による「価値あるもの」という「概念」が中心の理論なので、「そんなあやふやなものは価値にはならない」と思うかもしれません。
ですが、私は外生説は間違っていて、この内生説、租税貨幣論こそが正しい、と確信しています。
そこで次回は内生説、租税貨幣論が正しいことを証明するために、
「ウォーレン・モズラーの名刺」
というある有名な具体例を出して皆さんにリアリティを持ってご説明したいと思います。
(因みに「租税貨幣論」の中には更に「信用貨幣論」という論が含まれているのですが、それはおいおい説明します。)