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2019年10月

貨幣の持つ価値の確立 2.~ 外生説による価値の確立 ~

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さぁ、今回は「外生説」です。
これは、何度も言いますが私なりの理解です。
一般的な経済学とは違う説明だと思いますので、それを踏まえてください。

外生説、外生的貨幣供給論については実は一般の経済学ではこのように説明されています。

 中央銀行が貨幣発行量を増減することで、貨幣の民間市場への供給量も増減できる

こう書いてしまうとすごく簡単です。
でも、同時に普通の人は大きく混乱すると思います。
私も同じ混乱をしました。

「これのどこが『外で生じる』なのか?」と。

これは実は、説明に2番底がありまして、そちらの方が本当は主体なのです。
1番底がさっきの説明だとするなら、2番底「貨幣の価値はどこから生じるのか?」を説明した部分で、それを私が説明すると以下のような説明になります。

 貨幣と商品が交換されるとき、貨幣はその商品と同じ価値がある、といえる

ほら、貨幣と交換する「外部」の「商品」が出てきましたよね。
そして、その外の商品との交換が「価値」を確立する。
これが「外で生じた瞬間」です。
昔は貨幣の価値を決める外部の商品は「金(きん)」と指定されていました。
これを「金本位制」と言います。


これが、私の理解した外生説による価値の確立の仕方です。
とても簡単ですし、理解しやすいと思います。
(実は1番底と2番底は深読みすると、同じ意味になります。しかし実際にはそう聞こえないからこそ、混乱が生まれるのです。)

因みに、この1番底の「貨幣の民間市場への供給量」の点まで考察に入れると「外生的貨幣供給論」と正式には言われます(簡単に外生説と略される場合が多いです)。
そして2番底の商品と交換による価値の確立のことを「商品貨幣論」と言います。

結局、注目点が違うだけで、外生説=商品貨幣論です。



ですが、この理論、実は「根源では間違っています」。
完全な間違いではありません。

取引をする需要と供給の市場で、貨幣と商品が交換される世界では外生説は正しく見えます。
しかし「根源」、つまり「根っこ」の部分は違うのです。

根っこの部分は本当は「内生説」によって貨幣に価値を確立しているのです。

さぁ、次こそようやく内生説の話です。

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貨幣の持つ価値の確立 1.~ 価値 ~

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さて、
内生説普及の会としては、まず「内生説」のお話をしたいのですが、
実は内生説はその前に「外生説」を理解していただく方がとても分かり易いです。

そして、この外生説を理解していただくためには、
「貨幣とは何か?」
貨幣の持つ価値とは何か?

を理解して頂く方がとても分かり易くなります。

(もし上記を読んで<マルクス主義の「使用価値」?「交換価値」?>と思った方は落ち着いてください。
とにかくそういった先入観無しで私の話を聞いて欲しく思います。

本題に入る前に前置きが長くなってすみません。
ですが、一見すると遠回りのこの道が、実は一番の近道になります。
よろしければ、信じて、どうぞお付き合いください。

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まず、貨幣とは何でしょうか?
皆さんが誰もが持っているお金。その貨幣にはどのような機能があるでしょうか?

一般的にWikipediaや辞書、事典などでも書かれている通り、以下の定義とされます。

 商品交換の際の媒介物で
①「価値尺度」
②「流通手段」
③「価値貯蔵」の3機能を持つもののこと


他にもありますが、取り合えずこの3つの機能を持つものが貨幣、と定義されています。

(「信用創造はどうした!」と仰る人、分かります。ちゃんとWikiにも書かれています。
分かりますが、しかし、いきなり借金による信用創造、信用貨幣の話をして普通の一般の方が分かるはずがありません。ともかく落ち着いてください。信用創造はあとで話します。

ここで重要になるのは貨幣の持つ「価値」というものだということが分かります。
②の「流通手段」は③の「価値の貯蔵」が機能としてなければ成立しません。
つまり、3つに共通しているのは「貨幣の持つ価値」の確立が前提になっていることです。

では、この「価値の確立」とはどこからやってくるものなのでしょうか?

一つが「外生説」による価値の確立です。
そしてもう一つがお待たせしました
「内生説」による価値の確立です。

次回は「外生説」について書きたいと思います。

※因みに、次の外生説、内生説の理解の仕方も、私のオリジナルに近い理解の仕方です。
 一般的な経済学の教科書に載っている説明とは異なる点がありますので、お気を付けください。

(しかし、昔の私のブログスタイルからすると、記事の文章量が少ないですね。)

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会則 「完全自由参加型のサークルです」基本、義務や責任は生じません(本質的には「織原の一人会」です)

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令和元年 10月20日 制定
令和元年 12月4日
 第5条 第6条 第7条 の改定


第1章 総則


 (名称)

 第1条 本会は「内生説普及の会」(ないせいせつふきゅうのかい)
     と称する。


 (事務管理)

 第2条 管理者のインターネット管理により管理される。


 (目的)

 第3条 日本国内の経済学説において「外生説」を払拭し、現実に則した
     「内生説」の普及を目的とする。


 (事業)

 第4条 本会は目的の達成のため、以下の事業を行う。


  ①言論活動。

  ②人物との交流、議論、識見の公開。

  ③経済についての研究。



第2章 賛助者


 (賛助者の規定)

 第5条 本会の賛助者


  ①当会のツイッターアカウント@NaiseiFukyuにフォローした人物を当会の賛助者と認識する。


  ②賛助者は会に対し、基本、義務を負わない。賛助者であることを名乗る、名乗らない、フォローを止めるという選択も、原則、個人の自由である。

  ③許可なく、会を代表して活動を行うことは④に付託された管理者、又は会長の権限により判断される。

  ④ツイッターアカウント@NaiseiFukyuのフォロー・フォロワー管理は全て管理者、会長に一任される。


 (賛助費)

 第6条 現時点において賛助費は是を徴収しない。


 (賛助者資格の喪失)

 第7条 賛助者資格の有無はツイッターアカウント@NaiseiFukyuの管理に一任される。

  付則 尚、再フォローは可能である。


第3章 役員

 (役員と役員の権限)
 第8条 本会に次の役員をおく
  ①会長 一名

 第9条 会長は会の行動を全てを統括するとともに、会の責任の所在の、
     判断を下すことができる。


第4章 会則の変更

 (会則の変更)
 第9条 この会則は、会長でなければ変更できない。


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当会について ~ 素晴らしい未来のために ~

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現代日本の経済。
その暗い情勢。

その原因が「外生説」という、現在においては「間違えた貨幣供給論・経済理論」のせいである、としたら皆さんはどう思われますか?

殆どの方が信じないでしょうし、私も全てそれが原因と強弁するつもりはありません。
寧ろ「外生説」という言葉自体初めて聞いた人が大多数でしょう。

しかし、全ての原因でなかったとしても、日本の暗い沈滞の原因の約80%が、この日本人の殆どが聞いたこともない単語である「外生説」が原因であると、私は言い切れます。

その考えを僅かでも普及するために、私は当会を立ち上げました。

私は実は経済を専門学問として勉強したことはありません。
出発は皆さんと同じ完全な素人です。
現在も専門的な勉強をした本物の専門家には敵いません。
今は単なる経済オタクになっただけです。

しかし、私は素人だからこそ「素人の状態から修得するための方法」というものを身に着けることができました。

これは、経済は分からないけど何となく興味がある、という人たちにとって、最適の修得の道筋を提示することができるのではないか、と私は考えます。

経済は決して難しくありません。
正直、単に単語が難しいだけです。

数式などは殆どいりません。素人なんですから、数式は使わなくていいのです。
必要なのは「万人に受け入れられるイメージと、そのイメージを受け止めること」です。
「Aが右に移動するならば、Bは左に行くな」という言葉の数式こそが、本当の意味での経済の数式なのです。

そんな数式も使わない経済オタクの素人が気づくことができた「内生説」を一人でも多くの人が知ることができたらどうなるでしょう?

ニュースのデマに騙されません。
政治家の嘘も見抜けます。
必要以上に盗られる税金にNO!と言えます。
子どもたちに本当の意味での豊かな未来を残すことができます。


素晴らしいことだとは思いませんか。

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